台所のシンクで多く用いられているステンレス製品
ステンレス製のシンクでも水漏れを誘発させることがある
普段使っていても損傷しにくいし簡単に壊れることがないにが台所に設定されているシンクです。しかし、扱いが乱雑であったりした場合には、さまざまな要因や原因によって破損をすることがあります。
例えば、
経年劣化
システムキッチンや台所の流し台・シンクに多く素材として用いられているのがステンレスです。ステンレスは、元々、耐久性がある素材として多くの方に知られていますが、決して錆ないというわけでもありません。また、水まわり製品ですからご使用になられている期間とともに金属疲労や腐食が進行していくことを考慮する必要があります。
衝撃によって不具合が生じる
耐久性に優れているステンレス製のシンクであっても積み重なる衝撃などによる些細なことでダメージが蓄積されていきます。鍋や食器を洗っているときに落下させてしまったりと、シンクに衝撃が加わり傷がつくなどの可能性も排除することができません。また、調理中に使う包丁や調理道具など鋭利なアイテムも同様でシンクにダメージを与えてしまう要因となってしまいます。
塩素系漂白剤による使用上のダメージ
さびにくいと言われているステンレスでありますが、塩素系漂白剤の使用方法を誤るとダメージを与えてしまう事態になってしまうことがありますので注意が必要となってきます。塩素がステンレスの表面にコーティングされた膜を剥がし、サビてしまう原因につながることがあるからです。
汚れを放置し続けるダメージ
シンクに汚れが付着したまま放置し続ける場合もサビを誘発させてしまう原因となります。汚れたままにしておくことでシンク表面の剥がれたコーティング部分から浸食するためで次第にさびていき損傷を起こす原因となってしまいます。
シンクが破損した時の補修方法
シンクが破損した場合、以下のような補修方法が考えられます。
●シリコン補修剤を使用する方法
小さな傷やひび割れなら、シリコン補修剤を使うことができます。まず、シンクの傷やひび割れをきれいに拭き取り、シリコン補修剤を傷口に塗り、しばらく放置して乾かします。シリコン補修剤は水に強いため、水まわりの修理には適しています。
●瞬間接着剤を使用する方法
小さな傷やひび割れにも使える瞬間接着剤を使用する方法もあります。ただし、接着剤が強固になった後にシンクを使用する場合、接着剤が溶けてしまう可能性があるため注意が必要です。
●シンク交換する方法
大きな傷やひび割れの場合は、シンクを交換することが必要になるかもしれません。シンクの種類や大きさによって異なりますが、シンク交換は専門の業者に依頼することをおすすめします。
以上の方法は、一時的な補修方法になりますので、シンクの破損が激しい場合や、長期的な対策が必要な場合は専門業者に相談することをおすすめします。
補修が困難な場合
シンクの破損が大きく、補修が困難な場合は、シンクを交換することを検討する必要があります。交換には、シンクのサイズや形状に合った新しいシンクを購入し、旧シンクを取り外し、新しいシンクを設置する作業が必要になります。このような作業には専門知識と技術が必要ですので、DIYではなくプロの業者に依頼することをおすすめします。
概算費用
シンクの補修費用については、破損箇所や修理方法によって大きく異なります。一般的なシンクの補修費用の範囲は、10,000円から50,000円程度です。ただし、破損が複雑であったり、シンクの種類や大きさによっては、それ以上の費用がかかる場合があります。正確な費用は、修理業者に見積もりを依頼することで把握できます。
シンク本体に亀裂がある場合の補修方法
シンク本体に亀裂がある場合、早急に修理することが重要です。以下に一般的なシンクの亀裂修理方法をいくつか紹介しますが、具体的な修理方法は亀裂の大きさやシンクの材質によって異なる場合がありますので、専門の業者に相談することをおすすめします。
●シリコンシーリング: 亀裂が小さく、シンクの表面に影響がない場合、シリコンシーリングを使用して亀裂を補修する方法があります。シリコンシーリングを亀裂に充填し、均等に広げます。乾燥後、余分なシーリングを取り除いて仕上げます。
●エポキシ樹脂: 亀裂が大きく深い場合、エポキシ樹脂を使用して補修する方法があります。エポキシ樹脂を亀裂に充填し、均等に広げます。樹脂が完全に硬化した後、表面を研磨して均一な仕上げを行います。
●交換: 亀裂が大きく修理が難しい場合や、シンクの材質が脆弱な場合は、シンクの交換を検討することもあります。シンクを交換する場合は、専門の業者に依頼するか、DIY経験がある場合は注意深く作業する必要があります。
修理方法を選ぶ際には、亀裂の大きさ、深さ、シンクの材質などを考慮し、水道業者のアドバイスを仰ぐことが重要です。また、修理作業を行う際は、適切な安全対策を講じて作業するようにしましょう。